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『家の売却で失敗しないために』

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『家の売却で失敗しないために』

『家の売却で失敗しないために』

2022/01/27

      『 家の売却で失敗しないために 』

 

      家の売却でやってはいけない4つのこと

 

 

 家の売却は、失敗しやすいポイントに気をつけることで「○○しておけばよかった」という後悔を避けられます。ここではやってはいけない4つのポイントについてみていきます。

 

1.不動産査定を1社だけに依頼する

 

 不動産会社もさまざまです。全国に展開しているような大手不動産会社もあれば、地元に根付いている小さな不動産会社もあります。大手だからよいというわけではありません。それぞれに強みや特徴があるため、売却したい物件に適した不動産会社を選択しましょう。

売却予定の物件をまずは不動産会社に査定してもらうところから、家の売却はスタートします。査定額は相場こそあるものの、不動産会社によって変動します。そのため1社のみに査定を依頼した場合、不動産会社が見積もった金額が妥当かどうか売主は判断することができません。

売却予定物件の価値を把握するためにも、1社ではなく複数の不動産会社に依頼することをおすすめします。複数の不動産会社の査定額を比較することで、売主も相場を把握できるからです。

注意しなければならないのは、「査定額が高い不動産会社=良い不動産会社」ではないことです。販売価格が高すぎて売れない場合もあるので、査定の間のやりとりを通して、良質な不動産会社を見極めてください。

 

2.内覧のときに掃除をしない

 

 物件の購入希望者に、家の現状を見てもらうことを内覧といいます。購入希望者は実際に物件を見ることで実際に住むイメージや住み心地などを想像し、購入するかどうか決めます。そのため内覧は非常に重要です。

すでに引っ越した後の家具や家電などのない状態の家ならば、掃除もしやすくきれいな状態の部屋を見せられます。注意が必要なのは、まだ住んでいる家を売却する場合です。

生活していれば、どうしても内覧者に生活感が伝わります。内覧に訪れた家が、薄汚れほこりだらけだったり、水回りにカビが生えていたりしたら購入希望者は購入をためらってしまうでしょう。逆に掃除が行き届き整理整頓されたモデルルームのような部屋ならば、「こんな家に住んでみたい」と思われるかもしれません。

 少しでも早めに売却したいのならば、徹底的に掃除をして、購入希望者が心地よいと感じるような丁寧な対応を行いましょう。

 内覧のポイントはいくつかあります。できれば日中の明るい時間帯に内覧を行う、掃除はよく見るところだけでも徹底的に行っておく、水回りは清潔にしておく、臭い対策をする、スリッパを用意しておくなどです。

 当日は買主の視点で、物件の長所を説明してください。また短所となりそうなことを質問された場合も、隠さずに明確に話します。押し売りにならない、適度な距離感も重要です。

 

3.相場とかけ離れた売り出し価格にする

 

 「○○円で購入したのだから、同じくらいかもっと高く売りたい」というのは、売主の心境です。しかし購入時と同額、もしくはそれ以上で売却できることはほとんどありません。

 販売価格を決定する際に重要なのは、売りたい金額ではなく「相場価格を基準にする」ことです。高すぎる販売価格を提示していても、購入希望者の目にとまりません。どうしても高めに価格を設定したいのならば、相場よりもちょっと上くらいを販売価格としてスタートするのがよいでしょう。

 一括査定サービスを活用したときなど、査定額の高い不動産会社に依頼しがちです。しかし重要なのは、「売れる」ことです。

 ほかの不動産会社が提示する査定額よりもかけ離れた額を提示してくる不動産会社の場合、売れ残ってしまう可能性があります。やりとりの中で信頼できる不動産会社かどうか見極め、相場か相場の少し上くらいの価格で売却を成功させることを目標としましょう。

 

4.売却前に家をリフォームする

 

 よくありがちな失敗の一つに事前リフォームがあります。「きれいにしておけば売れやすいだろう」という安易なリフォームをしても、リフォーム費用を回収するのは難しいかもしれません。リフォーム費用を販売価格に上乗せした場合、相場よりも販売価格が高くなり購入希望者の目にとまらない可能性が出てくるからです。

 壁紙やフローリングのデザインは、人によって好みが異なります。購入後に自分好みにリフォームしたいと考えている人が多いことは、念頭に置いておきましょう。しかしリフォームが悪いとは一概にいえません。類似物件が多数出ている場合には、リフォームすることで差別化を図れます。また「購入後にリフォームするのが面倒くさい」「リフォーム費用で予算オーバーしたくない」と考えている人もいます。

 一番よいのは、リフォームを進める前に不動産会社の信頼の置ける担当者に相談することです。経験豊富な担当者ならば、その物件にとってベストなアドバイスをしてくれるでしょう。

 

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