『離婚時に任意売却するメリットとデメリットを解説』
2022/04/09
離婚時に任意売却するメリットとデメリットを解説
離婚をする際、2人で協力して得た「家」も財産分与の対象です。
通常は不動産売却をして分配をしますが、もし住宅ローンの残債がオーバーローンの状態になるなら「任意売却」を考えてみるのも良いでしょう。
この記事では、離婚時の任意売却をするメリットやデメリット、注意点などを解説します。
離婚時に自宅を「任意売却」で手放す6つのメリットとは?
離婚時に、「住宅ローン残債が多くあるけど売却して手放せるかな…?」と不安な方もいらっしゃるでしょう。「任意売却」とは、住宅ローンの残債が売却額を上回るオーバーローンのときに、借入れている金融機関の許可を得て売却する方法です。
任意売却の許可を得れば、後は弊社のような不動産会社に通常の売却のときと同じようにご依頼いただき、売り出すことが可能です。
離婚時の任意売却にはメリットとデメリットがあり、両方理解して検討することが大切です。
まずはメリットからチェックしていきましょう。
メリット1:一括返済が難しい場合も売却できる
離婚時に、家の住宅ローンが完済をしていれば良いのですが、残債が多くある場合も珍しくありません。このようなとき、通常、売却代金で残債を一括で完済させて抵当権を外すことで、不動産売却が成立します。オーバーローンの場合は、残債が売却額を上回っているため一括で完済することが難しいのですが、任意売却を選択することでオーバーローンでも不動産売却ができることはメリットです。
メリット2:財産分与を円滑に進めやすい
離婚をするとき、さまざまな手続きをできるだけスムーズに進めたいと考えるケースが多いのではないでしょうか。離婚時に任意売却をする大きなメリットは、財産分与をスムーズに進めることができるという点です。財産分与は、婚姻中に2人が協力して得た財産を分けることです。しかし、現金などと違い、不動産は物理的に分けることができません。一方、不動産売却で現金化してしまえば、スムーズに財産分与を進めることができます。しかも任意売却では、残るローンの支払い方法なども、債権者と前もって相談をしておくことができます。そのため、売却後も支払いをどうするか揉める可能性も少なく、円滑に財産分与の手続きがしやすいでしょう。
メリット3:手放す目処がたち離婚時の心配事が減る
たとえば、オーバーローン状態の家を売却せずに、どちらかが住み続けたとします。
すると、離婚をしても多額のローン返済が続き、もしローン返済の支払いが困難になって滞納が続けば、強制的に競売にかけられる可能性も出てきます。このような状態が続くことは、気持ち的にも負担となりやすいでしょう。しかし、任意売却をすれば、オーバーローンの残債を大きく減らすことができます。手放せば、当然、滞納することもないので、「競売になるのでは…」という心配もなくなり、精神面でも大きなメリットとなるでしょう。
メリット4:比較的高く売却できる可能性
競売と比較したとき、任意売却は高く売却できる可能性があることもメリットです。
競売だと市場価格の7割から8割の価格になることが多く、それよりも安くなる場合もあるのが注意点といえます。一方、任意売却では市場価格に近い売却額で手放せる場合があり、高値で売却できれば、それだけ多く返済にあてることが可能です。離婚後の返済が軽くなることも、メリットです。
メリット5:周囲に詮索されにくい
競売で不動産売却する場合は、事前に裁判所の執行官などが現地を訪れることもあります。
すると、それが近所の方の目に触れ、詮索されるケースもあります。しかし離婚にともなう売却の場合、できるだけプライバシーを守りながら進めたいという方も多いでしょう。任意売却であれば、不動産会社をとおし、通常の売却のように進められます。弊社では「できるだけ知られずに売却を進めたい」というご相談をいただいた場合に、できるだけお気持ちに沿った売却活動に努めさせていただいております。
メリット6:引っ越し費用を確保できる
任意売却では、債権者と相談して、売却代金のなかから一部を引っ越し費用などに充てられる場合があることも、メリットです。離婚後の新生活に備えたメリットがあるのも任意売却の良いところです。
離婚時に「任意売却」をするデメリットとは?
メリットの多い任意売却ですが、取り組む際には気をつけたいデメリットもあります。
離婚時に任意売却を検討する場合の判断材料として、デメリットもチェックしておきましょう。
デメリット1:売却までに時間がかかる場合もある
任意売却は、通常の売却と同じように売却活動をして、買主を探します。
そのため、買主が見つかるまでに時間がかかることもあり、そのことはデメリットと感じるかもしれません。離婚時にはできるだけ早く手放したいケースが多いでしょう。そのためにも、売却活動は地域に精通した不動産会社にご相談ください。
デメリット2:ブラックリストに載る可能性
離婚時に任意売却をするためには、住宅ローンの返済を止めて、滞納の状態になる期間があります。
すると、信用情報機関が管理する個人信用情報に、借入れについて滞納していると登録される可能性があることがデメリットです。いわゆるブラックリストに掲載される状態となるため、クレジットカードの発行や借入れができなくなるなど、一定期間、影響が出てくることが考えられます。
デメリット3:連帯債務者も返済義務が残る
任意売却をすると、ローンの残債が大きく減らせる可能性があるのがメリットですが、残ったローンについては返済をします。もし売却する家が、夫婦の名義で住宅ローンを組んでいた場合には、離婚後も両者に返済義務が残ります。そのため、このようなケースでは離婚後も2人がやりとりを必要とする可能性があり、デメリットと感じる場合もあるでしょう。
離婚時の任意売却を検討するときに押さえておきたい注意点を解説
離婚を機に家を任意売却するときの注意点についても解説します。
任意売却を検討するときの注意点
任意売却を検討するときに、踏まえておきたい注意点がいくつかあります。ひとつは、オーバーローンで任意売却をしても、ローンが残るという点です。通常の売却では、売却時に完済することが求められるため、そもそもローンが残りません。任意売却ではオーバーローンでも売却ができることがメリットですが、残債の支払いがあることを注意点として覚えておきましょう。また、夫婦のどちらかが家に住みたいと考えている場合には、任意売却をすることで住めなくなることも注意点です。
2人の希望や事情で適したタイミングは変わる
任意売却をするときの注意点として、離婚前と離婚後のどちらのタイミングが適しているかは、それぞれのケースで異なってくるという点があります。
タイミングを考えるときには、2人の希望や事情をもとに判断するのが良いでしょう。
検討する目安となるポイントをご紹介します。
離婚前のタイミングが適したケース
- 離婚後の連絡はとりしたくない
- 離婚後のトラブルを回避したい
離婚後のタイミングが適したケース
- 離婚を早く進めたい
- 離婚後のやりとりにも抵抗がない
離婚前に任意売却をすれば、早めに不動産やお金の問題を解決しやすく、離婚後にトラブルになりにくいのが特徴です。また、離婚後なら少しでも高く売りたい場合に、じっくり売却活動に注力できるということが特徴となります。
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