『不動産売却の豆知識!買い主に喜ばれる情報とは』
2022/08/24
不動産売却の豆知識!
買い主に喜ばれる情報とは
動産売却の成功確率を少しでも高めたいと思ったら、買い主にどのような情報を伝えると喜ばれるのかを把握しておきましょう。ただし、長年その物件で暮らした経験のある売り主と買い主では、同じ不動産の見方が大きく違います。売り主目線で「良い」と思った情報が、買い主からすると不要な場合もあるので、ここでは買い主の興味を引ける情報の選び方を押さえていきましょう。
◇不動産売却では買い主に喜ばれる情報を提示することが大切
不動産の売買において、ほとんどの買い主は予算やエリア、間取りなどで検索をかけ、さらにそれから細かい条件を付けて物件を絞り込みます。その上で内覧を行い、外観や経年劣化の程度、別物件との比較を経て購入不動産を決めるという流れが一般的です。つまり、売却物件に興味を持ってもらうためには、物件広告や内覧時の案内でライバル物件より良い物件だと思わせる情報を提供する必要があります。どれだけ優れた不動産であっても、物件の存在を認知されなければ良い条件で売却できません。
◇買い主に喜ばれる情報の一例
●治安
物件があるエリアまたは住宅周辺の治安は、ぜひ押さえておきたい情報の一つです。治安の良し悪しは地図や写真を見てもわからないため、治安の良さがわかる情報を持っていれば積極的に伝えましょう。
・外灯が多い
・警察の巡回ルートに入っている
・コンビニの雑誌コーナーに女性誌が多い
など、細かいポイントで買い主の不安を軽減することが重要です。
●最寄り駅までの距離と移動時間
交通面の利便性は、買い主の多くが気にするところ。基本的に、物件広告の交通面に関しては「徒歩○分」と掲載してある場合が多いです。不動産広告では、1分あたり80メートルという基準で移動時間を計算していますが、
・車で移動する場合
・自転車で移動する場合
・坂道の有無や交通量の多さ
なども答えられるようにしておきましょう。
●住民トラブルの有無
一戸建てやマンションは、一度購入するとそう簡単には引っ越せません。だからこそ、やっかいな住民の有無を気にする買い主は多いです。事前にどういった人が住んでいるのかを伝えておけば、買い主側で物件を選んでくれます。必ずしも伝える必要はありませんが、情報があると買い主を安心させられるのでおすすめです。過去に住民トラブルがあったかどうかや、近隣に住んでいる人の大まかな属性等をまとめておきましょう。
●お得なスーパーを始めとしたお買い物情報
生活していく上で、近所にお得なスーパーがあると便利です。タイムセール情報や店舗の比較、最寄り駅から家までのルート上にどのような店があるなども伝えましょう。可能であれば、スーパーだけでなくコンビニやドラッグストア、個人的にすすめしたい飲食店情報などを用意しておくのも良いでしょう。デザインの知識や絵心があれば、お買い物情報をまとめたミニマップなどを作っておくのもおすすめです。
●周辺地域にあるライバル物件との比較
不動産売却において、避けては通れないのが周辺地域で売り出されているライバル物件との比較です。売り主として何もしなくても物件同士の比較は行われるため、せっかくなら「似たような物件と比べたとき、どのような魅力があるのか」を説明できるようにしておきましょう。価格は同じでも治安が良い、最寄り駅からの距離は同程度だが帰り道に買い物しやすいなど、良さを主張できると興味を持ってもらいやすくなります。
◇物件のメリットや魅力を補強する材料も見つけておこう
●周辺施設への距離・時間は実測したものを伝える
最寄り駅との距離など、数値上分かりはするもののイメージしづらい情報に関しては、できるだけ実測値を伝えましょう。細かい情報を用意すればするほど、買い主は新生活のイメージを膨らませてくれます。「この家を買ったらどういう暮らしができるのか」を伝えるのは、購買意欲を煽るマーケティングの基本です。また、おすすめ情報をまとめた資料を用意しておくという手もあります。
●夜間の明るさが分かるように写真・動画を用意する
不動産情報の中でも、特に分かりづらいのが夜間の状態です。「夜も明るいですよ」「静かで落ち着いた環境です」と口頭で伝えてもなかなか信じてもらえないもの。住宅周辺の明るさや騒音の有無がわかるように、写真や動画を撮影しておくと良いでしょう。何かしらの証拠を用意しておくと、不動産のアピールポイントに説得力が出るため買い主の信頼を得やすくなります。
◇まとめ
不動産売却を有利に進めるポイントは、買い主に喜ばれる情報を選別して伝えることです。一般的な不動産広告では、買い主の知りたい情報を網羅できていないケースが多いため、「実際に住んでいた住民として魅力的だったポイント」「住んでいて良かったところ」を積極的にアピールできるよう準備しましょう。ただ、慣れ親しんだ環境だけに、自分たちでは良さに気づけないこともあります。物件の長所がわからないときは、不動産業者と相談しながらアピールポイントを見つけましょう。
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