『家の売却で荷物の片付けはどう行う?タイミングや処分・保管方法を確認』
2022/09/10
家の売却で荷物の片付けはどう行う?
タイミングや処分・保管方法を確認
家を売却しようと考えたとき、家の中にある不要な荷物や家財道具はどうすればいいか悩みますよね。売却予定の家の中にある荷物は、次の買主に引き渡すまでに片付け・処分を行わなければなりません。荷物を片付けるにはどのタイミングが良いのか、どう処分・保管をするべきか、今回はそんなお悩みを解決していきます!荷物を片付けなければならない理由や、家具や家電をそのままの状態で引き渡すケースなどもあわせてご紹介します。
◇家の売却で荷物の片付けをした方が良い理由やタイミングとは?
家の売却をする際、家財道具や荷物を片付けなければならないことはわかってはいても、「なぜ」必要なのか明確な理由はわかりにくいかもしれません。片付けをするべき理由や片付けるタイミング、家具を片付けないでも引き渡せるケースがあるのかなどについて見てみましょう。
●売却する家の荷物を片付け・処分した方が良いのはなぜ?
家を売却するときは、家の中にあるものをすべて片付け、からっぽの状態にしておくのが基本です。広告に「家財道具つき」と記載して売ることも可能ですが、高価な家具・家電などどれだけ価値のあるものでも、希望する方が少ないのが実情。売却金額にも影響がないことが多く、よほどの理由がない限り、事前の片付けや処分が推奨されます。
●売却する家の片付けのベストなタイミングは?
売却する家にある家具や家電、荷物などは、いつごろから片付けはじめれば良いのでしょう。
タイミングとしてオススメしたいのは「売却の査定や内覧がはじまるまでに」です。理想を挙げると、家の査定時にもできるだけ片付けを進めておく方が良いですね。不要な家具・家電が少しでも片付いていれば、部屋が広く見えたり明るく見えたりなど、印象に変化があるからです。これは購入希望者の内覧時にも同様の効果が期待できるでしょう。たとえまだ家具や家電が残っていたとしても、できるだけ整理整頓・片付けを行い、キレイな状態になっていれば印象も良くなります。少しでも高く、良い条件で家を売却するための努力として、第一印象が良くなるように片付け・処分を進めておくことをオススメします。このような理由から、片付けは不動産業者が査定する前からスタートし、内覧者が来るときにはほぼ片付いている状態を目指すと良いでしょう。
●家具や家電をそのままの状態で引き渡すケースもある
原則、家の中の家具や家電は片付ける・処分するなどして、空っぽの状態で引き渡すことになります。しかし、状況によってはそのまま引き渡すケースもあります。1つ目のケースは買主が希望する場合です。不動産会社が見込み客を抱えていて、家財道具が残っていても良い・あった方が良いと希望している場合も稀にあります。売主が住みながら売却しているケースでは、家具が残っている状態で内覧してもらい、売主が次の住替え先に持っていく予定が無い家具で買主が置いていってほしいという場合もあります。その場合には、売主にとっては、処分代がかからなくなりますし、買主にとっては無料で家具を引き継げ、お互いにメリットが生まれるといったケースです。2つ目のケースは、家の一部となっている「付帯設備」と呼ばれるものです。エアコンやストーブなどの冷暖房器具や、部屋の照明・下駄箱やカーテンレールなどが付帯設備に該当します。このような設備に関しては、あっても良いと考える方も少なくないようです。事前に不動産業者と交渉し、残していきたい設備の一覧となる「付帯設備表」を作成しておきましょう。付帯設備表は不動産会社にて用意し、売買契約時に添付する書面です。家に付帯する設備を記載することで、売主買主間のトラブルを防止する為に必要となります。また、残していく設備に故障や不具合があると、引き渡し後にトラブルの原因となりますので、必ず事前に確認しましょう。
◇家の売却でいらない荷物を処分する方法は?
ここからは、家の売却でいらなくなった荷物を上手に売る・処分する方法を詳しく紹介します。家具や家電を処分するためには手間とお金が必要です。大きなものやリサイクルできないものなどは、処分する費用がかさんでしまう可能性も。また、何をどこでどう処分すればいいかわからずに困ることもあるでしょう。高価な家具や家電は、状態が良ければそのまま処分してしまうのはもったいないですよね。買い取ってもらえれば引越し費用の足しにもなりますし、不用品を処分する費用にも充てられるでしょう。不要になった家具や家電、それぞれに応じた処分方法をチェックしてみてください。
●処分方法その1.フリマやオークションサイトで売却する
手軽に不用品の売却をおこなう手段として、フリマアプリやオークションサイトの利用がオススメです。使用回数の少ないものや美品、新しいものなどは欲しいと思う人も多く、価格がつきやすい傾向にあります。地元に特化した不用品の売買・譲渡をおこなうサイトもありますので、それぞれの特徴を確認して商品の売却をしてみてください。
●処分方法その2.リサイクルショップで売却する
ネット上のやり取りは顔が見えないことが不安だったり、すぐにお金が入ってこなかったりなど時間がかかったりしてしまいます。その点リサイクルショップの場合、持ち込むだけで査定を行ってもらえますので、時間をかけたくない人にはオススメです。リサイクルショップを選ぶ場合は、買取価格がつかない場合、不用品として引き取ってもらえるかどうかも確認しておくと良いでしょう。リサイクルショップの場合、どうしてもオークションサイトやフリマアプリよりも査定価格が安くなる傾向にあります。しかし、絵画やアクセサリー、着物やお酒などは、専門家がいるショップを利用することで、予想以上の値打ちを見出してもらえる可能性もあるでしょう。
●処分方法その3.衣類系は古着屋、本やCDは古本屋で売却・処分する
衣類の場合は古着屋、本やCDなどは古本屋の利用もオススメ。どちらも売却価格がつかない場合、そのまま引き取って処分してくれるケースが多いようです。処分までしてもらえるか、事前に確認をしておきましょう。なかには自宅まで集荷に来てくれる「訪問買取」や、発送するだけで良い「宅配買取」などのサービスをおこなうショップもあります。買取査定だけをお願いできるケースもあるようですので、忙しかったり量が多くて持参できなかったりする人にはオススメです。
●処分方法その4.自治体に粗大ごみとして処分を依頼する
自治体のごみ収集を利用できれば、処分費用が安価に抑えられます。お住まいの市区町村の粗大ごみ収集などについて調べてみてください。自治体の粗大ごみ収集は、事前に収集を依頼して指示された日時に指定場所に出すパターンと、自家用車などを利用して粗大ごみ収集センターへ自ら持ち込むパターンがあります。1度に出せるごみの量や、内容によって処分料が異なりますので、事前確認が大切です。また、即日収集してくれることは稀なため、早めの行動を心がけてくださいね。
●処分方法その5.不用品回収業者へを依頼する
処分するものが大量にある場合は、不用品回収業者への依頼するのもひとつの方法です。不用品回収業者は、依頼をすれば指定した日時に自宅まで引き取りに来てくれます。自治体のごみ収集などと比べると料金は高くなりますが、指定場所まで重い荷物を運んだり、時間の制約を受けたりすることがないので便利です。家の中から運び出してくれるのか、家の前までご自身で出しておくかなど業者によってサービスが異なりますので、その点は確認が必要です。引っ越しシーズンなどは相当混み合うようですので、早めに予約を入れるようにしましょう。
◇家の売却で荷物を一時的に保管したい場合の方法もチェック
今後も使用する家具や家電がある場合は、一時的にどこかへ預けなければならないケースもありますよね。そのような場合は以下のような有料サービスの利用がオススメです。トランクルームと聞くと、屋外に設置されているものをイメージするかもしれませんが、温度や湿度、セキュリティ管理などが整っている屋内型のトランクルームも増えています。大事な家具や家電、温度や湿度の変化に敏感な衣類などは、屋内型のトランクルームがオススメです。預ける期間が短い場合や、引っ越し先に少しずつ荷物を運びたい場合などは、引っ越し会社へ相談してみても良いでしょう。預ける期間や荷物の量が多くなければ、リーズナブルな価格で荷物を預かってもらえることもあります。預ける期間や荷物の量・内容、予算などに応じてサービスを使い分けるなど、うまく利用することがポイントです。
◇売却する家の家具・家電などは早めに片付けよう
家の売却を決めたのであれば、少しでも高く良い条件で売るためにも、家具や家電などの不用品は早めに片付けていきましょう。最初からすべてが完璧に片付いていなくても構いません。
ですが、家の査定や購入希望の方が来られるまでには、少しでも綺麗にして、家の第一印象をアップさせられると良いですね!家具や家電などの不用品はフリマアプリやオークションを使って売ったり、自治体の粗大ごみ収集や不用品回収業者のサービスを使ったりするのがオススメ。家の売却後も使用する家財道具は、一時預かりサービスなどを使えば、安心して保管しておけます。さまざまなサービスを利用しながら、スムーズに売却する家・マンションの家財道具を片付けていきましょう。
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