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『買い先行 or 売り先行…自分に向いているのは?』

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『買い先行 or 売り先行…自分に向いているのは?』

『買い先行 or 売り先行…自分に向いているのは?』

2022/12/05

買い先行 or 売り先行

自分に向いているのは?

 

 住み替えで多くの人が悩むことは、「先に家を買ったほうがいいのか、今の家を売ってからのほうがいいのか」ということ。今回は、「買い先行」と「売り先行」それぞれに向いている人の《3つの特徴》を解説します。どちらもメリット・デメリットがあり、一概に「こちらのほうがいい!」と断言することはできません。自分にあった方法はどちらなのかを決めるにあたり、この記事が参考になれば幸いです。

 

 

◇ 住み替えには「買い先行」と「売り先行」の2種類ある

 

 住み替えは、新居を買ってから今の家を売る「買い先行」型と、今の家を売ってから新居を買う「売り先行」型の2パターンに分けられます。「買い先行」のパターンは、先に新居を買うので仮住まいをする必要はありません。ただし、旧居がいつ売れるかわからないといったリスクがあります。逆に「売り先行」のパターンは今の家が売れてから新居を買うので、今の家のローンが終わっていない場合、ダブルローン(二重ローン)を組む必要はありません。ただし、新しい家が見つかるまで仮住まいをしなければなりません。どちらも住み替えをすることに変わりはないのですが、「買い先行」も「売り先行」もそれぞれメリット・デメリットがあります。自分がどちらのタイプに向いているかをよく吟味してから住み替えを進めたほうが、効率よくおこなうことができるでしょう。もっとも理想的な方法は「売り買い同時進行」ですが、実際にタイミングを合わせて同時売買することは難しいもの。仮にすぐに買い手が見つかっても、順調に契約に向けて進めてきたのに「住宅ローンの本審査が通らなかった」など、いきなりキャンセルをする人もいるのです。それでも、今の家の売却と新居購入をタイミングよくおこなうことができれば、仮住まいをすることなく住み替えができますよね。では「買い先行」と「売り先行」、どちらが自分に向いているか、それぞれの特徴を見ていきましょう。

 

 

◇「買い先行」に向いている人の特徴

 

●新居選びを妥協したくない人

「買い先行」は、新居選びを妥協したくない人におすすめです。人気物件は購入希望者が殺到し、タッチの差で決まってしまうことも珍しくありません。あらかじめ欲しい物件が決まっており、資金に余裕がある人は、「買い先行」でおこなうのが◎!「売却した自宅の引き渡し期限までに新居を決める」といった期限がないため、納得いくまでじっくりと新居を探すことができますよ。ただし、今の家の住宅ローンを一括返済することができるくらい潤沢な資金があること、年収や勤務先が安定していることが大前提となります。

 

●仮住まいをしたくない人

先に新居を購入するので、仮住まいをしたくない人にもおすすめです。仮住まいは引っ越しが2回となってしまい、落ち着かない生活が続くもの。また、仮住まいの費用もかかりますし、物件探しも簡単ではありません。賃貸物件に半年住むとなると、初期費用や仲介手数料、引っ越し費用などで100万円くらいかかるとみておきましょう。それに、仮住まい生活が長期化すると「早く新居を見つけなければ!」と焦ってしまい、新居探しを妥協する要因にもなりがち。その点、仮住まいの手間や費用がなく、直接新居に引っ越しができるというのは大きなメリットです。

 

●空き家の状態で今の家を売りたい人

一般的に、空き家状態のほうが売れやすいもの。なぜなら、空き家のほうが購入者にとってすぐに入居できるからです。居住中に売却活動をすると、土日を中心に内見対応に追われることになり、常に部屋を掃除してきれいにしておかなければなりません。部屋だけでなく収納スペースや水回りもくまなく見られるので、生活感があると敬遠されることも。内見対応に追われると、だんだん疲れてきます。その点、空き家にしておけば不動産会社が勝手に案内をしてくれるので、精神的にも楽ですよね。空き家の状態で売却活動したい人には「買い先行」のほうが◎です。

 

 

◇「売り先行」に向いている人の特徴

 

●好条件でじっくり今の家を売りたい人

「売り先行」は、売り急ぐ必要がある人を除き、よい条件で今の家を売ることに専念できます。複数の購入申込者がいれば、その中からいちばん高く買ってくれる属性のよい人を選べることも魅力ですよね。引っ越しシーズンの2月から3月に焦点を当てて売却活動をすれば、より高値で売れる可能性も高まります。「売却活動をしてみたものの、なかなか買い手が見つからない」といった場合は、簡単なリフォームをしてみるのもおすすめ。「売り先行」は、じっくり時間をかけて好条件で売りたい人に向いています!

 

●堅実に資金計画を立てたい人

「売り先行」は今の家の売却を優先するため、売却益をそのまま新居の住宅ローンの頭金に充てることができます。そのため、堅実に資金計画を立てたい人に向いているといえるでしょう。売却前に新居を購入した場合、まだ売却価格が確定していないため、資金計画に大きな乖離が生じることがあります。もし社会情勢の変化や災害が起きてしまったら、売却価格が下落するリスクも避けられません。住み替えは入念な資金計画が重要!「売り先行」なら売却資金が確定してから新居を探すため、無理なく身の丈に合った物件探しができますよ。

 

●住宅ローンが残っている人

住宅ローンが残っている物件を売却する場合には、資金繰りを考えて「売り先行」を選択するのが一般的です。
家を売却するには「抵当権を外すこと」が条件。抵当権は住宅ローン残債を一括返済することで抹消することができます。しかしながら、貯蓄を加えても今の家の住宅ローンを一括返済することができない場合、抵当権抹消の手続きをすることができません。この場合、「住み替えローン」や「つなぎ融資」を利用する方法がありますが、融資条件は厳しいものとなります。

 

 

◇住み替えをスムーズにするコツは不動産会社選びにあり!

 

●「売り」と「買い」は同じ不動産会社にする

「売り」と「買い」の不動産会社は同じ会社にするとよいでしょう。なぜなら、それぞれ違う会社に頼んでしまうとスケジュール調整が困難だからです。同じ不動産会社にしておけば、進捗状況を伝える手間が省け、スムーズな住み替えが期待できますよ。

 

●親身になってくれる不動産会社を選ぶ

住み替えは、大きなお金が動きます。どこに依頼していいのか悩んだら、地域密着型で売買実績の豊富な不動産会社がおすすめ。不動産会社の知名度より、査定に来た担当者との相性で選ぶといいでしょう。熱心でこまめに連絡をくれるだけでなく、住み替えに関する悩みを解消してくれる担当者との出会いが「住み替え成功」の秘訣です。

 

◇まとめ

 

 「買い先行」でも「売り先行」でも、スムーズな住み替えをおこなうためには親身になってくれる不動産会社選びが重要です。ひとりであれこれ悩むより、プロのアドバイスをもらうことで、よりよい住み替え方法が見つかりますよ!ぜひ、よい不動産会社を見つけて、理想の住み替えを実現してくださいね。

 

 

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