『オーバーローンの不動産は売却できる? 住宅ローンが残っている不動産売却』
2022/07/04
オーバーローンの不動産は売却できる?
住宅ローンが残っている不動産売却
住宅ローンが残っている不動産を売却する際に、ネックポイントとなる「オーバーローン」とはいったいどういったものでしょうか。今回は、「オーバーローン」の解説と、オーバーローン時の解決策について紹介します。
◇不動産の「オーバーローン」には、2つの意味がある
不動産のローンに関する用語として「オーバーローン」という言葉があります。しかし、オーバーローンには2つの意味があることをご存知でしょうか。
①不動産購入時の「オーバーローン」
不動産や住宅を購入するときに、物件価格以上のローンを利用することを指します。
住宅購入時には、新築物件なら物件価格の3~7%、中古物件6~10%の諸経費がかかると言われています。オーバーローンは、こういった諸経費も含めた金額を借り入れるケースが一般的です。当然、借入額が増えるため、余裕のある返済計画を立てなければなりません。
②不動産売却時の「オーバーローン(残債割れ)」
住宅ローンが残っている不動産を売却する際、売却代金だけでは住宅ローンの残りを返済することができない状況を指します。
住宅ローンが残っている不動産を売却する際は、残りの住宅ローンを一括で返済し、抵当権を外さなければなりません。ほとんどのケースで、不動産を売却した代金によって、残りの住宅ローンを一括で返済を試みます。しかし、売却価格が残りの住宅ローンに満たない、ローンが、売却代金よりもオーバーしている、という意味です。今回取り上げる「オーバーローン」は、不動産売却時の「オーバーローン(残債割れ)」を意味しています。
オーバーローンになってしまった場合の解決策を紹介しましょう。
◇オーバーローンの解決策
売却代金に加え自己資金で一括返済するもっとも理想的な方法です。
売却代金だけでは足りない残債を、自らの預貯金や資金によって捻出し返済します。オーバーしている残債が少額な場合、軽度の負担で売却することが可能す。
・不動産売却を延期し、住宅ローンを返済する
現在はオーバーローンでも、住宅ローンの元本を減らすことで、売却代金が住宅ローン残債を上回る可能性があります。そこで、不動産売却のタイミングを延期し、しばらくの間、引き続き住宅ローンを返済することも1つの方法です。
しかし、住宅や不動産は、時間が経つとともに劣化し価格が下がっていくため、先延ばししたあとも同じ価格で売却できるとは限りません。売却のタイミングが重要です。
◇まずはいくらで売れるか、不動産会社に相談
「自身の住宅や不動産がオーバーローンかもしれない」と感じているならば、まずは不動産会社に相談することをおすすめします。実際にいくらで売ることができるのかを早期に知っておくことで、選択肢が広がります。また、不動産を売却するには「売買仲介」と「不動産買取」がありますが、オーバーローンかもしれない不動産の売却は「不動産買取」がおすすめです。
「売買仲介」では、不動産会社が買い手を探して売買を成立させます。不動産会社が物件を査定し価格を提示しますが、最終的に購入するのは買い手のため、値引き交渉や価格の調整が行われることがあります。また、不動産の立地や条件によっては、何カ月も買い手が現れないケースや、最悪の場合、売却できない可能性もあります。
一方、「不動産買取」は、不動産会社が直接その不動産を買い取るため、査定額がそのまま売却代金になります。また、スピーディーな現金化も可能で、オープンハウスの不動産買取では最短48時間で売却することができます。
「いくらで売却できるのか?」を知るためだけのお問い合わせも可能です。
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