『立川市の住みやすさ・住環境について』
2022/03/14
立川市の住みやすさ・住環境について
若年層を中心に人気の高い立川市。人口は増加傾向にあり、人気が高まり続ける立川市の暮らしやすさの理由についてご紹介しましょう。
立川駅周辺と郊外の開発が進み、さらに利便性アップ
立川市は、東京都中央部に位置する人口約18万人の都市です。位置で言えば東京都の中央やや西寄りであり、東京都多摩地区と呼ばれるエリアの中心地の一つとなっています。
もともと都心へのアクセスがいいことから人気があるエリアなのですが、近年は駅周辺、そして郊外の開発が進み、さらに利便性が増して人気となっている街です。まさに住みやすさバツグン!立川市の注目度は高いといえます。
立川市の人口動態
年々増加している総人口
立川市は、2014年を底にして毎年人口が増加しており、2019年までに約5,000人増加しています。少子高齢化とともに人口の現象が見込まれていますが、2025年ごろまでは人口が増加していくことが見込まれています。
高齢化現象は他の都市と同様に起きており、死亡数が出生数を上回っていることが人口減少の主な原因となっています。一方で人口が増え続けているのは、転入数が転出数を上回っているため。簡単に言えば、立川市に引っ越してくる人数が多いので、2014年から人口が増え続けている、ということになります。
ちなみに、合計特殊出生率は東京都平均や東京23区平均、多摩26市平均を上回っています。全国平均よりは下回っているのですが、2009年以降は上昇傾向にあり、子育て世代が比較的多く住んでいる街だということが言えそうです。
また転入出人口に注目すると、若年層の転入が非常に多く、東京県外からの15〜24歳の世代が立川に移り住んでいることがわかります。東京23区よりは家賃相場が安いこともあり、若年層にも住みやすい街だと想定できます(近隣に大学が多いことも理由のひとつと考えられます)。
立川市の交通アクセス事情
都心までのアクセスはバツグン!
立川市は、都心への鉄道によるアクセスが良いことが人気の理由の一つと考えられています。
中心となるのは、JR各線の立川駅。中央線で新宿方面へ、南武線で川崎方面へ乗り換えなしで行けることがアクセス面での最大の魅力。
立川駅から新宿駅までは、中央線特別快速に乗れば最短24分で到着します。中央線なら東京23区の南西部および武蔵野市、三鷹市といった人気の高いエリアへのアクセスもよく、通勤通学はもちろん、文化的な体験やショッピングなど、あらゆる面で生活を楽しむことができます。
また南武線では、川崎駅まで49分。川崎市も発展めざましいエリアで、ショッピングなどを楽しむには最適。また南武線沿いにはメーカー系企業の工場やオフィスが数多くあり、そういった企業に勤める方にも立川は利便性が高い街です。
立川市内にはJR線のほか、西武鉄道や多摩都市モノレールが走っています。立川駅から多摩都市モノレールに乗り、少し離れることで物件価格が下がります。予算を抑えて物件を購入をしたい層には人気のエリアです。
なお、多摩都市モノレールは延伸計画があり、現在の終点である上北台駅から、瑞穂町にあるJR八高線の箱根ヶ崎駅まで延伸される予定です。現在、鉄道の駅が存在しない武蔵村山市にも鉄道が走ることになり、沿線住人の期待を集めています。
立川駅周辺の商業施設をチェック!
立川市は商業施設も充実!都心に出なくても買い物はバッチリ
立川駅には、ルミネ、グランデュオ、エキュートという商業施設があります。これだけでもグルメ、ファッションといった買い物はほとんど済んでしまいそうですが、これに加えて伊勢丹と高島屋という大型デパートがあります。
家電はビックカメラがあり、あのIKEAも徒歩10分のところにあります。他のIKEAは車やバスを使わないとたどり着けない立地にあるのですが、主要駅から徒歩圏内にIKEAがあるというのはすごいことなのです。
さらに、2015年には多摩都市モノレールで2駅離れた立飛駅のそばに「ららぽーと立川立飛」ができました。こちらには240ものショップが入っており、まとまった買い物はららぽーとでできます。もはや都心まで行く必要はあるのでしょうか?
立川市の自然豊かな「国営昭和記念公園」
立川といえば、昭和記念公園のイメージが強い方も多いのではないでしょうか。国営公園である昭和記念公園は、何と東京ドーム約40個分!東京の市街地からすぐのところに、こんなに広大で自然豊かな公園があるというのは信じられないこと。市民だけでなく、近隣地域の住民にも広く愛されています。同園では、季節ごとにイベントが行われています。春はフラワーフェスティバル。桜の開花の頃にスタートし、チューリップやネモフィラが楽しめます。桜はライトアップされたり、野外コンサートの開催など、期間中のイベントも目白押し。最後には約180万本と言われるシャーレーポピーを楽しんで、フェスティバルが幕を閉じます。
夏といえば花火!昭和記念公園にも花火大会があります。5,000〜6,000発もの花火が打ち上げられる様子を、市内で見られるなんて素敵だと思いませんか?荒天で中止や延期が続きましたが、立川に住むならぜひ楽しみたいイベントです。
秋には、美しいコスモスが咲き乱れ、「コスモスまつり」が開催されます。色とりどりのコスモスが公園中に咲くこのイベント、何と首都圏最大級のコスモスイベントだということです。
秋は花にまつわるイベントが多くなりますが、このコスモスまつりも注目すべきものの一つです。
そして冬には、公園の入り口から広場までイルミネーションが設置されます。毎年違うテーマのイルミネーションが楽しめるので、こちらも冬の風物詩として毎年見に行きたくなってしまうもの。
イベントだけでなく、子どもが思いっきり遊ぶのにぴったりな公園でもあります。「こどもの森」には、アスレチックや遊具、工作のできる工房、駄菓子屋さんなど、遊び盛りの子どもには夢のような施設・遊具が設置されています。丸一日かかっても遊びきれない昭和記念公園は、ファミリー世帯にぜひオススメしたい立川の人気スポットなのです。
スーパーが立川駅周辺に充実!日常の買い物にも困らない
立川駅前は、高級スーパーから日常使いのスーパーまで、幅広く揃っています。
マルエツや肉のハナマサ、いなげやなど、日常の買い物は困ることはありません。肉のハナマサが24時間営業しているのも◎。
またちょっと気の利いたものが欲しい時には、ザ・ガーデン・自由が丘やKINOK UNIY、明治屋などの高級スーパーも揃っています。変わった食材は都心に出ないと買えない?いえいえ、立川なら何でも揃うと自信を持って言うことができます。
立川駅から離れれば静かな住宅街
ここまで、立川がいかに便利で、賑やかな街か、ということをご紹介してきました。駅前は開発がかなり進んでいて、どんなお店・施設も一通り揃っています。そうなると気になるのが、住むには騒々しい街なのではないか、ということ。立川は、駅から少し離れれば静かな住宅街が広がります。静かに暮らせて、買い物や都心への移動は立川駅まで出ればとても便利。立川市が人気を集めているのも、ある意味当然のことと言えるかもしれません。バスや自転車、あるいは自家用車があるなら、立川駅から離れても問題ありません。駅から離れる代わりに、物件価格を抑えて静かに心落ち着けることができるマイホームを構えるのもいいかもしれません。
立川市は教育・文化施設も充実
では、教育施設や文化的なイベント・施設はどのようになっているでしょうか。
子育て世代にオススメなのは、立川中央図書館。児童書を専門に扱うフロアがあるので、子どもと一緒に遊びに行けば読みきれない数の本があります。「本を読ませたい」と願う方は変わらず多いのではないかと思いますが、読みたい本が必ず見つかる大きな図書館に通って、一緒にたくさんの本を読むのもよいでしょう。また、立川には大きな映画館「シネマシティ」があります。上映本数が多く、アクセスがいいので、映画好きにはたまらないもの。近年話題になっている「爆音上映」などもよく開催されていて、遠方からシネマシティを訪れる方も非常に多いのです。
立川駅の近くで自家用車で生活をするなら南口側がオススメ
立川駅周辺は北口、南口ともに賑やかですが、南口方面は道が広くなっていて、自家用車を使っている方にも優しいエリアとなっています。子どもやお年寄りも歩きやすいので、ファミリー層には特に南口がオススメです。都心は道が狭くて、自家用車組にとっては暮らしにくさ、息苦しさを感じてしまうのが正直なところ。同じ都内でも、立川なら利便性は非常に高いのにゆったりとした空間で暮らすことができます。利便性と暮らしの豊かさの両方を兼ね備えていることが、立川の人気の最大の理由なのではないかと思います。
立川市の今後はどうなる?
立川市は、長く再開発が続けられています。都心の再開発は、一度街を破壊してから新しいものを作る、いわばスクラップ&ビルド型の再開発をするケースが多いもの。しかし立川市は、まだ広大な土地を保有しているので開発の余地があります。
国有地が多いので、今後さらに開発が進んでいく可能性はあります。あまり開発が進んで賑やかになりすぎたり、緑が失われてしまうことにはなってほしくないところ。しかし計画的で緑と共生するような再開発が進んでいけば、さらに魅力的な街になることでしょう。
比較的若い世代の人気が高い立川市。出産や子育てへの助成金・補助も充実しており、子育て世代へのアピールが続けられています。都心に比べて住宅コストが安く、それでいて住みやすい立川市は今後さらに注目を浴びることになりそうです。
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